中央の白い鳥はシラサギ。

キャンプや釣り、ハイキングやバードウォッチングなどのアウトドアは、野生動物の暮らす場所に“お邪魔して”楽しむことができています。

箱根でアウトドアを楽しむ際は、ぜひ野生動物との“距離感”を意識して活動してみてください。

スカイラインでスタッフが目撃したウラルフクロウ。

箱根は人の暮らす地域と動物の暮らす地域が密接しており、キジ、フクロウ、シカ、イノシシ、タヌキ、キツネなど、意識して自然を観察してみると、たくさんの動物を見ることができます。

普段遭遇しない動物を見ると、ついついテンションが上がり、むやみに近づいたり、餌をあげてしまうことがありますが、それは動物の世界に人が干渉してしまう行為なのでお控えください。

キャンプ村に現れたイノシシ。

むやみに干渉してしまうと、人に慣れ、人の食べ物の味を覚えた野生動物が農作物が荒らしたり、ごみを漁ってしまったりという被害につながってしまいます。

近年は箱根全土でイノシシが出没しており、一昨年は芦ノ湖キャンプ村にもごみや食べ物を目当てにしたイノシシが出没し、大変苦労しました。

場内を歩くキジ。春先になると小鳥に会えることも。

人と動物は暮らす世界が違います。動物と出会ったら、お互いに適切な距離感を保ちつつ、アウトドアを楽しみましょう。