バーベキューや野外炊事に欠かせない燃料である薪。
今回は、様々なキャンプ場で販売されている針葉樹と広葉樹の薪についてご紹介します。
▼針葉樹
スギ、カラマツ、モミ、ヒノキなど
【メリット】
①燃えやすく、火付きが良い。
②軽くて運びやすい。
③良い香りがするものが多い。
【デメリット】
①燃焼時間が短く、火力もあまり強くない。
②燃焼時に煙が出やすい。
▼広葉樹
ナラ、クヌギ、カシ、メープル、ケヤキなど。
【メリット】
①燃焼時間が長く、火力も強い。
②火が安定して燃える。
③燃焼時の煙が少ない。
【デメリット】
①燃えにくく、火付きが悪いことがある。
②重くて運びにくい。
★使い分けのポイント
◎着火するとき・・・針葉樹
針葉樹は燃えやすく、着火剤として優れています。着火の際は燃えやすい細い薪から使用しましょう。
◎火を維持するとき・・・広葉樹
広葉樹は燃焼時間が長く、火力が強いため、火が安定してから追加すると長時間火を維持することができます。
★乾燥状態を確認しよう!
焚火用の薪は「しっかり乾燥していること」が重要です。湿った薪は煙が多く、燃えにくいです。
薪は燃え残りがないよう灰になるまで燃やし尽くすのが基本です。
※中途半端に燃え残した木はなかなか分解されません。
薪を使う際は、使用量や薪の追加をやめるタイミングを計算しながら燃やすことが大切です。
薪も「有限資源」です。
用途に応じて針葉樹と広葉樹を選択し、より快適に、無駄なくアウトドアを楽しみましょう。