神奈川県小田原市から箱根の山を越え、静岡県三島市までの約32キロメートル(八里)の道のりは「箱根八里」と呼ばれ、東海道の中でも特に旅人にとって大きな難所の区間でした。

 

 

そんな箱根八里の象徴となっている箱根旧街道石畳は、箱根山中を歩いて通る際に使用されていた道です。

石畳になったのは、江戸時代(1680年)の頃。石畳以前は箱根に群生する「ハコネダケ」という細竹を毎年敷き詰めていたそうです。さぞ費用と労力がかかったことでしょう・・・。

 

 

石畳を含む旧街道は、箱根湯本駅からもアクセスでき、現在もハイキングコースとして整備されています。江戸時代から続く歴史的景観を感じながら歩くことができるため、外国の方にも人気のスポットです。

 

 

今回は、小学校の林間学校ハイキングコースとしても採用されている甘酒茶屋⇔芦ノ湖間のみのコースを歩いてきましたが、杉並木や関所など石畳以外にも歴史を感じるスポットが箱根には多くあります。

 

「歴史を感じる」ことを目的に、箱根を訪れてみるのもおすすめです。